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Making Movie
●初めに
今はスマートフォンやiPadなどのモバイル端末でも気軽に絵が描ける環境が整っていますので、デジタルでイラストを描く敷居が随分下がりました。
今はスマートフォンやiPadなどのモバイル端末でも気軽に絵が描ける環境が整っていますので、デジタルでイラストを描く敷居が随分下がりました。
私も自宅はPCとCintiq16、外出先ではiPad Proで絵を描くことが当たり前になり、何処でも普段と変わらない絵を描くことができます。また、イラストはそれぞれの環境でClip Studio Paint で作成を行っています。
デジタルイラストを描くにあたって、描き方大きく分けて2つあります。
一つはキャラクターの主線の線画を描いてから着色する方法と、もう一つは線画を描かず直接筆で描いていく厚塗りという方法です。"塗り方"は厳密にはいくつか手法がありますが、スタート時点の大きな違いは"線画の有り無し"となります。
私自身は普段からペンのタッチ(抑揚)が効いた線が好きなこともあり、前者の線画を描いてから着色するという手法を取っています。
2020年、私が絵を描きだして6年目に入り、絵の描き方のテクニックは日々色々と学びながら描かせて頂いておりますが、私がお仕事及びプライベートでイラストを描く流れは自体に大きな変化はありません。
そんな私のYoutubeのチャンネルでは私がイラストの描いている様子をリアルタイムで配信し、配信後は後から見ることができる動画として掲載をしております。
● i-mixs (YouTubeのチャンネル)
私は普段描く際は、初めにキャラクターを頭の中のイメージを描きだすようにキャンバスに幾重にも線を重ねて描きラフの状態を作成します。
その次に出来上がったラフの透明度を下げ、上にレイヤーを置きラフの重なった太い線からイメージに近い線を見つけて線を整えるペン入れを行います。
その中の動画を紹介して参ります。
●ペン入れ
下の動画はペン入れ行っている様子の動画です。
ペン入れの際は、線が重なって太い線となっているラフから対象の柔らかさや材質、流れを意識しタッチをつけながら整った線画に起こしていきます。
太いラフの線を一本の抑揚のきいた線で表現していくわけですが、線が1ミリずれただけでも描いた線が意味するものや伝わる印象が異なってくるため集中力をとても用います。
また線画はフォルダを作り、パーツによってレイヤーを分けてペン入れを行っています。
動画はそれぞれ2時間弱のものですが、描く対象によってペンの幅を変えています。
例えば、顔の中や髪の毛は服を描いている線よりも細いペンで描いています。
特に髪の毛は流れの曲線を丁寧に描く必要があり、太い線で描くよりも集中力が必要になります。
例えば、顔の中や髪の毛は服を描いている線よりも細いペンで描いています。
特に髪の毛は流れの曲線を丁寧に描く必要があり、太い線で描くよりも集中力が必要になります。
そのため、ペン入れ終了後は休憩が不可欠となっています。
※この動画はPCでの作業の様子ですが、iPad Proでも同様にペン入れを行っています。
●着色
下の動画は着色を行っている動画です。
下の動画は着色を行っている動画です。
私の場合は、線画のレイヤー(レイヤーフォルダー)の下に着色用のフォルダーを作り、パーツごとのレイヤーを作って着色を行っています。
肌の影の濃淡も一枚一枚別のレイヤーで表現する着色方法をとっていますので、レイヤーの枚数がとても多くなります。
結果として一枚のイラストでキャラクター一人に対してレイヤーが100枚を超える為、管理がしやすいようレイヤーごとに名前を付けたりフォルダーを分ける等しています。
そのようにレイヤーが多いとデジタルで作成する場合はメモリーを大量に使うため、現在のiPad Proではすべての作業を完了させることができません。
私は自宅ではPCで描いていますが、外出先ではiPad Proでラフ、ペン入れ、着色の各所パーツの塗り分けまでを行うようにしています。
それ以降の作業はPCと液タブ(Cintiq16)で着色と仕上げをしています。
●総括
ペン入れと着色の動画はそれぞれとても長い時間のものですが、作業中のカーソルの動きから描いている際の思考が見えてくるところもありますので、この動画を見てくださった皆様の参考に少しでもお役に立ちましたら幸いです。
またi-mixs (YouTube)では、その他のペン入れと着色動画もありますので、よろしければそちらもご覧ください。
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